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テーマ 164　“チーム内の進捗管理を徹底する 「進捗管理力は、実践力、目標達成力」とも言えます。 目標達成のためには「進捗管理」を 的確に行うことが決定的に重要となります。 進捗管理の場は、管理職としての力を発揮する場であり、 また管理職としての力を試される場でもあります。 チーム内の進捗管理を的確に行うための ポイントとしては下記の4項目が上げられます。 ・チーム内のコミュニケーションを計画的に行う。 ・仕事の全体像を踏まえ課題に対応する。 ・人と仕事のマネジメントを行う。 ・ビジネスチャンスを模索する。 １．チーム内のコミュニケーションを計画的に行う チーム内の進捗管理とは、実務的には、 目標達成に向け行うべきチーム内のコミュニケーションの 内容やその頻度、日時を決め実行することであります。 チーム全体および各部下について、 目標達成のために仕事をどう進めていくのか、 部下をどう育成していくのかなどを考え、 月、週、日などの単位で、いつ、どのくらいの頻度で、 どのような内容で、コミュニケーションをとるのかを 計画し実践することが必要です。 ２．仕事の全体像を踏まえ課題に対応する 目標達成の過程においては、様々な課題が発生します。 管理職は、木と森を見ることができる人間であることが望まれます。 個々の現状、個々の推移、全体の中での個々の位置づけ、 自社、自チームの状況、競合先の状況、外部環境の状況 などを把握し、総合的な判断の中で、個々の判断を下し、 目標を達成していくことが管理職には求められます。 また、管理職は、常に会社全体のメリットを踏まえた上で、 自チームが行うべきことを考え、決定することが重要です。 ３．人と仕事のマネジメントを行う 進捗管理の場は、部下の意欲を仕事に結びつけ、 チームの目標を達成していくという、 人と仕事のマネジメントの実践の場となります。 部下のモチベーションを維持、向上させるためには、 どのような言葉をかけるとよいのか、 部下の職務能力を高めるためには、 どう指導するとよいのかを考え、 計画的にコミュニケーションをとることが必要です。 ４．ビジネスチャンスを模索する 進捗管理は、考えて決断を下すという作業でもあります。 当初予定した実施事項に対し、 未実施の状態や実施はしても数値などの 目標が未達成の状況が続いた場合は、 何故なのかを考えなければなりません。 ただ単に、努力が足りないのか、 行動計画自体に問題があるのか、 このどちらかを見極めるのが管理職としての 重要な仕事となります。 一方、考えるという作業の中で、 仕事の改善や新しいビジネスチャンスを 発見する場合が、数多くあります。 進捗管理を厳格に行うことが、 ビジネスチャンスを発見するための有効な方法となります。